推敲をはじめて一週間目、100万字過ぎたところなんだけど、100万字超えるとさすがに集中が切れた。あと63万字あるんだけど……。ストーリー的に佳境に入ってるから、密度も難度も高くて、集中が切れた状態で読むのはきつい。
推敲作業していて思ったけれど、やっぱりわたしは絵ではなく小説の人間なんだなあ。小説なら一週間ぶっ続けで朝から晩までやれるけど、絵ではこうはいかないもんな……。
いま書いてる小説、人生を賭して書いてるつもりだったけど、今ははやく終わらせて次の物語を書きたい。さすがに10年も同じキャラクターに付き合っていると、他の物語のキャラクターも見てみたくなる。
なにより長い。長すぎる。読み返すのも一苦労。普通の本だと10万字くらいが平均で、長くて30万字くらいだと思うんだけど、まだ完結してないのに160万って。わたししか読まないからいいけど、ちょっと長いよ。
そして登場人物も多いよ……。ちゃんと名前と役割があるキャラクターだけで98人いる。主要キャラだけでも18人だし。こういう点では絵が描けてよかったかも。絵を描けば大体の雰囲気が一瞬で掴めるし。
はあ……。しかもこの物語、「序章」なんだよな……。この物語からはじまって、あと九つ物語があって、本当の完結があるから……。この物語が一番大きくて、あとは小さくなっていく構成だからいいけど……。ちなみに物語の分量は小さくはなるけど、前の物語を内包していくから構造的には入れ子構造になっている。
物語の分量はだんだん小さくなるけど前の物語を内包するから内容的には大きくなるって面白いな。つまりミクロ視点で物語を書くと分量が膨大になるけど、マクロ視点で書くと分量が収縮するんだ。ミクロコスモスとマクロコスモスみたいな……。
そんなことより、あと63万字残った推敲のための集中力をどう取り返すかだ。あわよくば続きを書ければと思っているけど、どうだろう。書けるかなあ。まったく未知の領域だから……。普通の本でもこんなに長い本あまり読んだことないからね。
一応ざっと目を通してはいるんだけど、じっくり読んでいないんだよね……。どんな文章書いたか覚えているし何回も読んでいるから、正直新鮮味がなくてつまらないんだ……。でも伏線を拾って展開に繋げていかないといけないから読まないと新しく書けない。
わたしが自分で書かないとわたしが読みたい物語が読めないって、けっこう面白い状態だな笑。漫画も同じだなあ。小説書けなさそうなら漫画を進めるか……。でもなあ。一回着手したら最後までやってしまいたい。
それに、次はいつ気が向くかわからないから、やる気があるときに進めておきたい。せっかく100万字読み終わったんだから。次に最初から通しで読むのはいつになることやら。たぶん数年後とかになりそう。
小説をバリバリ書いてるときは漢字をひらいたりとじたりするのがめんどくさかったけど、時間を気にせずのんびりと推敲するのは楽しかったな。
基本的に漢字はひらくのが好きだけど、読みやすいのはとじるほうかもしれない。途中で実験的に表記ゆれさせてるから、最後には統一しないと……。漢字の開閉って一生の悩みかもしれない。脳のリソース使いすぎる。もったいないよね。
細かいところにかかずらってないではやく次の物語を書きたい……。予定通りにいくかな。いや、次こそは予定通りにやってみせる。なにこれ前フリかな笑。タイピングの練習として書き始めた物語を10年書き続けて160万字書いても終わってない人間に、予定を守れるのだろうか。何も守れないよ、そんな人間は。
一応物語全体が完成したら以下のようになる予定。
ファンタジーかと思ったらロー・ファンタジーで、そうかと思えばハイ・ファンタジーで同時にサイバーパンクで、かと思ったら学園もので、それが終わってぜんぜん違う物語がはじまったと思ったら続いてて、どうやらバーチャル・リアリティだったらしくて、それどころかシミュレーテッド・リアリティで、突然現代ものになったかと思えば、最終章は1ページでおわる。
予定通りにいきますように……笑。完成に数十年かかりそうだな。まあ一番楽しい暇つぶしなので、生きている限り続けていきたい。最後の2章は漫画で描くかもしれないから、絵も漫画も上手になっておきたいな。
いま書いてる物語はHL、BL、GLが入り乱れる売春殺人暴力ありだけどセックス描写は一切なしのハートフルなセカイ系物語だけど、次の物語はどうなるかな。
いま書いてるのが一番混沌としてるだろうから、他の物語はもっとシンプルで一途な物語になってほしい。いまは足し算をして物語を作っているから、次は引き算で物語を作りたいね。
それにしても、わたしの物語ってエロがないんだよな。もうちょっとエロがあったら公共の福祉のために(笑)公開したかもしれないけど。エロがあれば需要あっただろうけど、ないからね……。ただただわたしが楽しいだけという……。わたし一人だけが読むための物語って思うとけっこう贅沢だな。
小説書くのって簡単なときはすごく簡単なのに、難しいときはとことん難しいから難儀だよね。まあ、登場人物数十人がいろんな思惑を抱いていっせいに動くのをコントロールして取捨選択して伏線回収して物語としてまとめて感動的に大団円に導くの、難しいのは当たり前か……。
あああ……。物語内で四日間の出来事を書けば終わるんだ。あとはエピローグでその後の歴史をちょろっと書けば次の物語にいけるんだ。次にいきたい、なんとしても……!!
お、ちょっと、なんか、次の物語が動く気配が心の奥で……。これはすごい。死んだかと思っていたけど、まだ生きてたんだ。生き物だからね、物語って……笑。はやく本格的に蘇生したいね。
こうして現状を書きだすのも気分転換になったみたいだな。
よし、書こう。まずはいま書いているのを終わらせる。やる気でてきた。わたしにはできる。しかも、上手にできる。がんばれわたし。次の物語のために!
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