村上春樹のこの手の本……読者から送られてきたメールに返事をするという形式の本は、今のところ二冊読んでいます。
『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』
『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』
読んでいるのは以上二冊ですね。
今、図書館から借りているのも一冊あります。
『「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』
長いな! まったく……。
以前出版された三冊に比べて、『村上さんのところ』は村上春樹が真面目だなと思いました。
おそらく、真剣な質問が多かったからでしょう。あと、村上春樹も年を取ったということか……。
『村上さんのところ』を読んだあとに「ひとつ、村上さんでやってみるか」を読んでみると、村上春樹がくだけた口調で茶目っ気たっぷりなので驚きました。まだ若かったんだなあ。
でも村上春樹の可愛げは『村上さんのところ』でも健在で、にゃーにゃー鳴いて不都合なことを乗り切っていました。あんたもうおじいさんでしょうに。いくつになっても可愛いな。
イラストが安西水丸さんじゃなくなったのがなんとなくさみしいですね。若い頃はそこまで好きでもなかったのですが、お亡くなりになってから好きになりました。ゲンキンかな?
相変わらず「ハルキスト」ではなく「村上主義者」を推していらして、まだまだ世間への浸透度は低いんだなと感じました。
わたしも「ハルキスト」はなんか軽薄なかんじがして嫌です。
そもそも、もし自称「ハルキスト」なら上記の本を読んでいるはずですから、自分のことを「村上主義者」と呼称するはずじゃないですか?
これは真の村上春樹好きをあぶりだすテストだと思っています。
なんだか自分が気持ち悪くなってきたのでここらへんで終わります。
人を好きになるというのは気持ち悪くなるのと同義ですね。
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