ブログをはじめたわけですが、せっかくなのでわたしの基本情報を記しておきます。
名前は青波茉利(あをなみまり)。
本を千冊読破したので、ブログをはじめました。千冊が多いか少ないかわからないのですが……一応読書家と呼べるかな? 微妙なラインですが、見切り発車でやっていきます。
読書が好きとは言っても、根がミーハーで子どもなので、本の好みも読書傾向も玄人とはいえないかもしれません。それは映画にも言えます。
わたしよりもたくさん本や映画を読んだり観たりしている人はもちろんいっぱいいるでしょう。
「こんな感想的外れだ」「きちんと調べていない」「無知だ」「浅慮だ」と不満に思うかもしれません。
もしそう思わせてしまったらすみません。いろいろと教えていただけたら嬉しいです。
ちょっと不安になってきました……大丈夫かな。
まあ、人それぞれですよね。
以後、このブログでは結論を「人それぞれですよね」で打ち切る傾向が予想されます。
「人それぞれですよね」とは、「人は一人一人大いに違っていて、いろんな意見がある。それをすべて知ることはできないし、わざわざ調べるのも面倒くさいし、配慮にも限界があるし、いちいちこういう注釈をつけてたら話がすすまない。なので、ここはわたしの独断と偏見で押し通します。あしからず。ごめんなさい」という意味です。場合によって違うこともあります。
さて、ではわたしの好みをわかりやすくランキング形式でご紹介します。
【好きな日本の作家】
一位 : 村上春樹
二位 : 森博嗣
三位 : 長野まゆみ
【好きな外国の作家】
一位 : スティーヴン・ミルハウザー
二位 : ポール・オースター
三位 : J・D・サリンジャー
今日はとりあえずこのくらいで。
好きな本ランキングや好きな映画ランキングはいつかやります。
まあ、現時点でこのランキングを見れば、しっかり売れている知名度の高い作家が好きというわたしの傾向がわかったことでしょう。
好みがミーハーで照れ臭い気もしますが、やっぱり面白いんだもん……。面白いから有名だし売れっ子なんだもん……。と誰にともなく言い訳しています。
読書傾向としては、わたしは好きになった作家の本は発売順にすべて読んでいきたい人間です。
なので、一位と二位の作家たちの本は現在順番に読んでいっている最中です。
村上春樹はほぼ網羅しています。森博嗣は著作が多いのでまだまだ途中です。
読む本は好きな作家が優先になるので、なかなか新しい作家を発掘しようという余裕がありません。
あと、三位になっている長野まゆみとサリンジャーは、あまりにも好きすぎて崇高で気軽に読むことができず、あまり読めていません。
サリンジャーは特に……。彼の死の報に接してから、ショックが大きくてなかなか読むことができません。
好きな作家が死んだのは初めての経験だったので、まだ乗り越えられず……。訃報を知って家族の前で身も世もなく泣き崩れたのを覚えています。
もし村上春樹が亡くなったら自分はどうなってしまうのだろう……という恐怖がいつも胸にあります。
自分の一部が死んでしまったように思うのだろうと想像するのですが……。こわい。もう考えたくありません。
好きな日本の作家の三位について話しましょう。
長年、三位は長野まゆみでやってきたのですが、今回は迷いました。
恩田陸が食い込んできたのです。
それというのも、『蜜蜂と遠雷』を読んだばかりなのです。
『蜜蜂と遠雷』を読んだ方ならおわかりになるでしょう。
すごい小説でした。あとで感想を書くので、いまはこれくらいにしておきましょう。
恩田陸の小説は、三位の長野まゆみより読んでいます。
正直、三位にするなら読んでいる量、思い入れ、好みの観点からいくと恩田陸なんです。
けれど……!
恩田陸は大衆のための小説、手に取りやすい、いつでもエンターテインメントを提供してくれる作家という立ち位置なのです、わたしのなかで。
あまりにもわたしに寄り添ってくれて、近しい存在なのです。わたしは趣味で小説を書いているのですが、影響を受けてるのって恩田陸かもと思います。おこがましいですが。
恩田陸はわたしの生活に接してしまっている。彼女が小説を書いている姿を想像できてしまう。小説を書くことに対する情熱を感じる。彼女の嗜癖や信念が伝わってしまう。
もしかしたら気のせいかもしれないけれど、そういう生身の人間を文章の裏に感じてしまうんです。
ああ、このシーンが強烈におりてきて、この場面が書きたくてこの小説を書き始めたんだな、とか。この小説けっこう迷走してるな、ここで行き詰ってるな。とか。
そういう感覚が積み重なって、恩田陸は身近で大好きな作家になってしまいました。
巨大な存在の恩田陸をおさえて、わたしのなかで三位になったのは長野まゆみです。
長野まゆみは……正直いって「かつて長野まゆみを読んだ若き日の記憶」が圧倒的で、みずみずしい記憶と作家が渾然一体となっていて、冷静な判断が下せないくらい好きなんです。
わたしにとって長野まゆみとは、真空保存して年に数回取り出して、その空気を味わって、記憶が色褪せないように胸の奥深くに隠しておく。そういう作家です。
だからなかなか読めないんですよね……。特別な時に読もうと思って。
心が澄んでいるときに読みたいのですが、大人になるとなかなかそういうときってありません。
まあそういうわけで、三位争いは熾烈な戦いの末、長野まゆみとなりました。
失礼なことを書いている気がしますが、これはわたしの好みの観点から語っていることなので、あまり怒らないでいただけると嬉しいです。
それぞれの作家について語るのは、また別の日に譲ります。
とりあえず、わたしの基本情報をお伝えしました。
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