わたしは本を読むとき、基本的に図書館で本を借ります。
これを聞いて、ちょっと眉をひそめる人もいるんじゃないでしょうか。
出版業界の逼迫した状況を知らないのか。本屋がどんどんなくなっているんだぞ。本を読む者は少ないのだから、その少数の者が本を買わないでどうする。なんてね。
でもですね、言い訳させてください。
わたしも買うときは買いますよ。ただ、精査しているんです。だって、月に10冊前後本を読む人間が、そのすべてを購入していたら毎月すごい出費です。
わたしは貧乏なんです。それだけはわかってください。
ですが貧乏なりに、本を買うときがあります。
わたしが買う本の条件は以下の通りです。
1.読むのに時間がかかる大作。
2.買わなければ絶版になってしまいそう。
3.この本はわたしくらいしか読まないだろう。
ね? ピンポイントですが、なかなかいいところを突いていませんか?
ちなみに、歩いて五分くらいのところにある老舗の本屋で買っています。これも本屋の存続に貢献しているでしょう?
でも、言い訳しておいてなんですが、古典作品や人気作品は中古で買ってしまいます……。すみません。
だって、作者が死んでるような古典ならもうたくさんの人が買っているだろうし。『罪と罰』とか『嵐が丘』とかね。
それに人気作品もたくさん買われて手放す人もそれなりにいるから割と潤沢に古本屋に並んでて、そちらを救出したくなってしまいます。村上春樹とか森博嗣とかね。
本を買わない理由は、本棚におさまらないという問題もあります。
大きな本棚二つ、中くらいの本棚が一つ、小さい本棚が一つあり、押し入れに漫画をたくさん詰め込んでいるのですが、足りないです。
でかい本棚があとひとつ欲しいなと思っているのですが、一人では組み立てられないので、別途家具組み立てサービスを頼まないといけないのです。お金がかかるったら……。
本棚がだめなら、いま本棚におさまっている漫画を収納ケースに入れるという案もあるのですが、このケースも意外に高いんですよねえ……。はあ、お金が足りない……。
というわけで、なかなか本の購入に踏み切れません。お金がすべてを解決してくれるのですが、如何ともし難いですね。世知辛いです。
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