『トップガン マーヴェリック』を観る前に、ちゃんと『トップガン』も視聴しておいたので感動がひとしおでした。
あの音楽からはじまり映画の冒頭は『トップガン』そのまま。1986年に『トップガン』が公開された当時に観た人は感動しただろうな。いいなあ……わたしも1980年代に青春を過ごしたかった……。
それにしても『トップガン』も『トップガン マーヴェリック』もトム・クルーズを楽しむ映画ですね。彼のあの眼差し……。彼が何歳であろうと心を掴まれます。
それにしても、グースの息子との確執がメインになるとは……おもしろいに決まっているじゃないですか。
なんか30年の年月を感じるいい映画だったな。それは映画内での時間もそうだし、現実での時間もそう。いろいろあったなあ……という感慨。
トニー・スコットの件とかね……。まだ最近なんだ。彼が自殺したのは……。彼に捧げられた映画だったけど……。死者は何も語らず……。わたしも語り得ぬものは語らぬがよかろう……。
しっかし、あの問題児のマーヴェリックが今度は教官になってはねっかえりの生意気キッズを教えることになるとはね笑。
マーヴェリックがチャーリーを口説いたみたいに、ハングマンたちが自分たちの教官とは知らず店から放り出して次の日にそれが発覚して「あっちゃー」となるシーンはニヤリとしたね。
戦闘機のドッグ・ファイトは前作の方が好きだったかな。でも今作では、確かトム・クルーズが実際に訓練して、他の俳優にも訓練させて本当に戦闘機に搭乗してるんでしたよね?
やっぱり命がけで撮られた映画は画面から伝わってくる緊張感が面白さを格段に引き上げる。トム・クルーズの映画への熱意が現場の士気をひっぱっているんだろうな。
戦闘の仕方がドローンへと移行する時代に、前時代の遺物だとバカにされるものが突破口をひらく。誰もが大好きな展開ですよね。
その誰もが大好きなものをきっちりと仕上げてみせてくれた映画でした。
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