※ネタバレあり
このドラマ、途中で観るのやめていたんですよね。だんだんローレライの性格が無理になっちゃって……。
でもネットフリックス制作でやってる続編の『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』を観たくて頑張って観終わりました。全7シーズン、全153話。
いまイヤー・イン・ライフの方をちょっとずつ観てるのですが、これを観るためだけでも本編を観終わっていてよかったです。十年後(だよね?)の登場人物を観るのがおもしろすぎる。こっちの方も観終わったら感想書きます。
『ギルモア・ガールズ』、最初はおもしろく観てたのですが、だんだんわたしの趣味に合わなくなってきて……。
なんだろうな……。むずかしい問題ですよね。ドラマって登場人物がある程度愚かじゃないと物語にならないじゃないですか。
その愚かさって観ている側としてはもどかしいんだけど、それをいかにリアリティをもって納得させるのか、っていうのが俳優含めた製作者の技量だと思うんです。
もちろんいろんな制約があるから仕方ないと思いますよ。視聴者、俳優、脚本、スケジュール、監督、プロデューサー全方位の要求をきいて満足させるのは難しいだろうし。
しかしいろんな事情があったにせよ、そんなの知らないわたしからしたら、正直なところ観ていてなんか不快だなと思ってしまうんですよね。
わたしが無理だなと思ってしまった理由が、ローレライの行動や決断に賛成できなくなってしまったから。
ルークとやっと結ばれて婚約したのにそれを自分から壊しにいくような行動がよく理解できなかったし、そのあとクリストファーと結婚したことでますますよくわからない人になってしまった。
あまりにも愚かだし、納得ができない。最後にはベラベラと無駄なことを話し過ぎるというローレライの特徴すら無理になってしまった。それがローレライの持ち味なのにね。
エミリーはね、ローレライと同じくらい頑固で偏狭でもどかしいっちゃもどかしいんだけど、可愛げがあるんですよね。だからなんとか許せる。
残酷なこというけど、わたしはローレライの俳優さんの見た目がそんなに好きじゃないんだろうなあ。美しい目をしてるとは思う。スタイルもいい。だけど、髪の毛質とか鼻の形とか話し方がわたしにしっくりきていない。
見た目がわたしのタイプではないという理由で、わたしは話の筋に納得ができないんだ。どうしてローレライがそんなに男性に求められ、そして男性を振り回しているのか。
もしかしたら、自分の母親を思い出させるからかもなあ。嵐のように周りを振り回して傷つけて、それで自分もいっぱしに傷ついて、いつまでも子どものような人。
あれ、よく考えると髪質とか鼻の形とか、わたしが嫌いだと思うところが母親を彷彿とさせる……。つまりわたしはローレライが嫌いなんじゃなくて自分の母親が嫌いなんだ笑。
ローレライもね、憎めない人ではあると思うんですよ。主人公だからストーリー展開のための犠牲にならざるを得ないだろうし。
その点安心して見れたのはローリーですね。変人揃いのドラマの中で唯一の良心。完璧美少女で頭もいい優しい子。ローリーの美少女っぷりは本当に神がかってました。
男を見る目は……うーん、ちょっとなんともいえないけど、おもしろい展開だったからよし。
個人的に好きなのはパリスかも……。というか強烈すぎて圧倒されたというか笑。
ん!? Wikipediaにすごいことが書かれてるんだけど。
「ウェイルは当初ローリー役の予定であったが、結果的にアレクシス・プレデルが同役を演じることになったため、製作者側はウェイルのためにパリスという役を用意した。」
うわわ……これって、なんか気まずいな。パリス役のウェイルはどういう気持ちだったのかを想像すると……。まあ想像するしかないですが、やはり悔しさはあったのでは……。
途中退場するかと思ったパリスがシリーズを通してローリーの親友だったのは、そういう事情もあったのかな……。
ディーンとジェスとローガンについてもいろいろ言いたいことはあるのですが、長くなりそうなので割愛。
なにはともあれ、観終わってよかった。観てる途中は飽きたりうんざりしたり呆れたりしたけれど、観終わってみると良い思い出。
これってスターズ・ホローという街への印象そのものだな。なんだかんだいっても、愛すべきドラマだったということだな。
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