※ネタバレあり
この映画はアマプラで観たんですが、サムネが超絶美少女なんです。てっきりその美少女の映画だと思ったら映画が開始してすぐに殺されてしまいました。本当にがっかりした……。
そして観終わったあとで調べてみると、その美少女って『青い珊瑚礁』で有名なブルック・シールズだったらしいではないですか。わたしは『青い珊瑚礁』は観たことがないのですが、それに出ていた少女が有名なのは知ってたのでなるほどと思いました。
この映画はスラッシャー映画なのですがまずはブルック・シールズの話をしていいですか。本当に美少女だったんです……。
映画のタイトルにもなっているアリスってブルック・シールズのことかと思ったら違ってて、シールズはカレンという名前なんですが最後までちょっと混乱してました。だってブルック・シールズの方がアリスという名前にぴったりなんですよ。
どうやらブルック・シールズがこの映画のあとに人気になったのでタイトルを変えてシールズが主役かのように宣伝していたみたいです。主役のポーラ・シェパードには申し訳ないですがさもありなん、と感じてしまった……。本当にすまない。
シールズが美少女すぎてもう一度登場シーンを見直しましたもん。ブルック・シールズをもっと見たい……。他の作品も見たい……。お金かかってもいいから、借りようかな……。それほどまでに見たい。
ブルック・シールズを映像で見るまで、わたしは『青い珊瑚礁』にはそこまで興味がありませんでした。ヌードが出てくるらしい(?)から騒いでいるんだろうと思っていたのですが、ブルック・シールズがあまりにも美少女だから有名だったのかな。
ブルック・シールズの話で終わってしまいそうなので彼女の話はここら辺にして映画の話をしよう。
1976年の映画なんだけど、この時代の映画って服装や調度品が上品で古風でかわいいですよね。
不思議だったのが、俳優の顔の区別がつきにくかったこと。いつもならそんなことないんだけど、この映画はなぜか誰が誰かわかりにくかった。集中できてなかったのかな。
母親と姉が似ていたし、父親と刑事の顔の区別が最初つかなくて、犯人のおばあさんも一瞬ピンとこなかった。典型的な美男美女の俳優のせいかもしれないし、わたしのコンディションの問題かもしれない。
よく考えると矛盾しているところがたくさんあるけどあまり気にならなかった。やっぱり映画に身が入っていなかったのかもしれない。
もしかしたら、アリスという名前が『不思議の国のアリス』を連想させて、その物語が持つ圧倒的な寓話のイメージが知らぬ間に作用して、論理の破綻に対する抵抗を弱めたのかもしれない。
それに少女が主人公だというだけでわたしの評価基準は甘くなる……。少女という存在はそれだけで希少で価値のあるものだから。それにこの映画は少女の「残虐性」が魅力で、それには抗えない……。
映画のラストは不気味で意味ありげでよかった。アリスは一連の殺人の犯人ではなかったけど、殺人者としての素地はもともとあって、それが開花したんだろうなあと想像が広がるラスト。
なにはともあれ、ブルック・シールズを知ることができてよかった。ごめんなさいね、ブルック・シールズの話ばかりで……。でもそのくらい衝撃的に美少女だったんです……。
主役のポーラ・シェパードも迫力のあるいい演技していたんだけど、ブルック・シールズの美貌の破壊力に参ってしまいました……。
シールズを主役に見せかけたのはちょっと卑怯ではないかと思うんだけど、製作者の仕掛けた意図にまんまとハマってしまったわけで、今はむしろありがとうと言いたい。
ブルック・シールズの他の作品も観たいな。
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