前回「映画のなかの好きな女」という記事で、マッケンジー・デイヴィスが好きだと書いたんです。それでマッケンジーの他の作品にも興味を持って観てみました。
うーむ。うん、おもしろかった。でも「これぞまさしく伝説的な『ターミネーター2』の正統な続編だー!!」と狂喜乱舞する……というかんじではなかった。正統におもしろくて、正統に作られているんだけど……、20年ほど時期が遅かったのでは、ないかな……。これを言ったら酷か……。
アーノルド・シュワルツェネッガーもリンダ・ハミルトンもめっちゃくちゃかっこよかったですよ。まさに現役、観ていて爽快なくらいキマっていた。それに年月を経た良さというものも確かにあった。
だけど、個人的には『ターミネーター3』で裏切られた期待を挽回して長い年月を埋められたかというと、必ずしもそうではなかったかもしれない……。でもすごくいい線いってました。期待せずに視聴したのに、期待以上だったかもしれない。
そうしたら、冒頭のモノローグでジョン・コナーの年齢を間違っていて「あ、これちゃんと作られてないな」と直観するじゃないですか。そしてジョンの顔を観た瞬間視聴をやめた……のですが、似たような人いるのではないかな。
それからはターミネーターシリーズは2で終わったものだと自分のなかで決定して、以降のシリーズは視聴していませんでした……。
そういうわけなので、『ターミネーター:ニュー・フェイト』自体に期待を込めて視聴したわけではなかったんです。ただマッケンジー・デイヴィスが観たくて視聴しました。
マッケンジー目当てでだったので、おおむね満足、万事オッケーかなと思います。マッケンジー、すっごく良かったですねえ……。一途で真面目でちょっとお堅いかんじが……うふふ。それにスタイルが思ってたより100倍良くて目ん玉飛び出しました。
グレースとダニーの関係がレズビアン的だという噂を知り不純な動機で視聴したのですが、強い百合の香りはしませんでした。感じようと思えば感じるかな? という程度の香りでしたね。このくらいが花の香りとしてちょうどいい……。
マッケンジー目当てで観たにしろ、映画としてはおもしろく観れたので監督上手だなあと思ってチェックしてみたら「この名前、ネットフリックスでおもしろい短編映画を作ってた人ではないか……!?」と気づいて確認したらやはりそうでした。
ティム・ミラーは『デッドプール』で有名かもしれませんが、わたしは断然ネットフリックスの『ラブ、デス&ロボット』で注目した監督でした。かのデヴィッド・フィンチャーと製作総指揮をしていたんですよ。
『ラブ、デス&ロボット』はねえ……! いいですよ! わたしが好きなのはシーズン1のエピソード3『目撃者』です。これは『スパイダーマン:スパイダーバース』が好きなら好きだと思います。『目撃者』がすーっごく好きですが、他のアニメもいいんですよ、ほんとに。
話が逸れてしまった。『ターミネーター:ニュー・フェイト』の話に戻ると、マッケンジー好きなら観るべき。だけどそれ以外の動機で観る人は、『ターミネーター2』の面影を追いかけてちょっと切ない気持ちになってしまうかもしれませんね。
どんなにCGが綺麗になってどんなに整合性のある脚本が書かれても、若いときに観て衝撃を受けた映画っていつまで経っても唯一無二で最高なんですよね……。続編にそれを超えることはできない気がする。
また『ターミネーター2』を観たくなってきました……。90年代の映画がわたしはやっぱり好きだ……。
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