とうとうきました……。【邦画部門】【海外部門】に続いて【アニメ映画部門】。
1063本の映画のうち、アニメ映画は108本観ています。お、ちょうど煩悩の数じゃないですか。ランキングを決めるのにいい頃合いですね。
それでは以下、ご確認ください。
【アニメ映画部門】
1位:シン・エヴァンゲリオン劇場版
2位:新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)² / Air / まごころを、君に
3位:GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
4位:イノセンス
5位:天使の卵
6位:パプリカ
7位:AKIRA
8位:メトロポリス
9位:スパイダーマン:スパイダーバース
10位:MEZZO FORTE International Version
こんな感じになりました。いいねえ。うん。オタクだねえ。
別で【ジブリ】と【ディズニー】ランキングもしたいので、今回は除外しています。
1位の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は劇場に6回観に行きました。映画館が苦手なのでほとんど映画館に行かない&映画を二度見ない人間が6回観たんです。人生で初めての経験でした。素晴らしい経験をさせてもらいました。
一度目観たときは呆然、二度目観たときは声を殺して号泣、三度目は最前列端っこという最悪の場所で視聴、4度目は仕事サボって観に行ったという思い出があります。5度目は確か新しいバージョンを観に行ったのかな? 6度目は彼氏と観に行ったなあ。人と映画館に行くの苦手なのですが、さすがに6度目ならいいかなと思って行きました。
二度目を観たとき、エンドロールで宇多田ヒカルの歌を聴きながら「庵野はいってしまった……わたしはエヴァの呪縛に取り残されたままだ……わたしは見捨てられたんだ、庵野にさえ捨てられたんだ……ひとりなんだ……どこにも行けないまま……」と絶望して泣き崩れました。映画館であんなに身も世もなく泣いたのはこの映画が最初で最後でしょう……。
彼氏がいる人間が「ひとりなんだ……」とか何を言っているんだとお思いかもしれませんが、女には好きでもない人と付き合う時期がありまして……。A.T.フィールドの内側では、永遠にひとりなのですよ……。
小学生の頃、父がビデオテープに録画したエヴァのアニメを見せてくれてから十数年。わたしの一生はほぼエヴァと共にあったといっても過言ではない。心の根っこに深く浸食したアニメが、2021年に終わってしまった。わたしはエヴァから卒業できないまま、今も生きているんです。簡単にさよならなんて言えるわけないです。うう、泣けてきた……。
こういうわけですから、2位が旧劇なのも納得ですね。旧劇は歌も好きです。「THANATOS -IF I CAN’T BE YOURS-」と「Komm,susserTod/甘き死よ、来たれ」。
3位から5位は押井守祭りですね。押井守がなんだかんだいって好きなのでいつまでも祭り上げます。押井守の気難しくて小難しくてスカしてて他を寄せ付けないところがすごくイイんですよね……(褒めてます)。
わたしだって社会が許すなら気難しくて小難しくてスカしてて他を寄せ付けない人になりたいですよ。でも弱いから迎合するしかないんです。一部の天才だけですよね、それが許されるのは。
押井守は難解な中に考察の余地を作ってくれるところが好きですね。「自分のファンはこういうのが好きだから。自分がどんなものを作っても許してくれるから」とぶっこんでくれるところがファン冥利に尽きるといいますか……。
誰にでも理解できる良さではないけど刺さる人には思いっきり深く刺さる、という感覚をもたらしてくれるの、いいですよね。まあ、その感覚が一般的だからこそ、一般人のわたしに届いているわけですが。
6位は今敏監督! 夭折したのが本当に悔やまれる。もっと作品を作ってほしかった。何回も言っていますが夢と現実が曖昧になる作品が好きなので『パプリカ』が好きです。
筒井康隆の原作も読みましたが、これはこれでおもしろかった記憶がありますね。だけどやっぱりアニメとは別物でした。
この映画はなんといっても平沢進の音楽がいいですね。以前、隣に住んでいる人の騒音がひどくて発狂しそうになったとき、隣の人も発狂すればいいと思って夜中に隣の壁に向かって大音量で「白虎野の娘」を流しました。
ええ、狂ってました。他にもいろいろやりましたが、狂人対決はわたしが勝って隣人は引っ越していきました。わたしは必要とあらば自分にできる全力で発狂することができるのが強みですね。
誤解しないでほしいのが、わたしが発狂する条件というのが明確にあって、①わたしが90%正しい、②冷静に言っても聞き入れてもらえない、③怒らなければ改善されない、と判断したときです。
数年に一度くらい、ここで怒らなければ蔑ろにされて捨て置かれる、という状況が発生しますよね。その時ちゃんと怒らないといつまでも後悔するので、きちんと怒るようにしています。普段怒らない分、そのときは思う存分怒れるのでスッキリしますね。戦い切ったという達成感があります。性格悪いですが、良い人でいるのって難しいですよ……。
話が逸れました。閑話休題。
7位は『AKIRA』ですね。漫画版の方が好きですが、映画は映画でうまくまとまっていて大好きです。
あれってつまり、……いや、『AKIRA』についてはまとまった解釈があるのでいつかまとめます……。
8位は『メトロポリス』! 手塚治虫原作、大友克洋脚本なんて好きにならないわけがない。これ、ちゃんと有名、ですよね……? 有名でめちゃくちゃ売れてないと納得できない。でも、あんまり聞かないような気がする……。
このアニメが最初に買ったDVDじゃなかったかな。通常版があまりに良すぎて我慢できずにすぐにメモリアルボックスを買いました。もう、好きすぎてあまり観れない。観たときの印象が崩れるのが嫌で……。それくらい完璧な視聴経験だった。大好き。
9位は『スパイダーマン:スパイダーバース』ですね。これねー、すごいのが、飽きっぽくて同じ映画を観れないわたしが一回視聴するたびに観終わった直後にもう一回観るんです。続けて2回観るんですよ!? こんなのはじめて。全部で5回観た。わたしにしては多い。
『アクロス・ザ・スパイダーバース』ももちろん好きですが、これは一回でお腹いっぱいという感じでした。でももう一度観たくはある。今度観ます。
10位は、……『MEZZO FORTE International Version』ですね。この作品わりと有名だと思うのですが、好きだと大っぴらに言いにくいですね。でも正直に言います。エロアニメですが、好きです。わたしはエロなしのInternational Versionを観ました。
梅津泰臣が好きなんですよ! エロアニメはこの作品しか観たことないんです! 許してください……! それにそういうシーンは観ていないし……。
だってめっちゃいいじゃないですか……。わたしは絵がうまくて芸術性があれば多少のエロはぜんぜんOKなので抵抗感はあまりないのですが、好きな映画にエロアニメをあげるのは体裁がよくないかな……。まあ仕方ない。好きなものは好きだから……。
90年代から00年代初頭の映像作品って無条件に好きになっちゃうんですよね……。
というわけで、好きなアニメ映画でした。好きなものを好き勝手に語るのって気持ちがいいなあ!
またいろいろなランキングを発表していきたいですね。
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