2024/08/14

映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』感想

これを観る前に『ジュラシック・ワールド』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を観ようかなーと思ったのですが、けっきょく観なかったんです。そうしたら思いのほか前作の内容を忘れていてぜんぜん話についていけなかった……。

ジュラシック・パーク』から続くシリーズは『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で終わりなのかな? 有終の美を飾ったのではないでしょうか。かろうじて……。

やっぱりね……映画を観る人って、多かれ少なかれ懐古厨みたいなところがあると思うんです。自分が若い頃に観た映画が一番ワクワクしたし、一番おもしろいと思っている。いかにCGが進化して恐竜がリアルになろうとも、子どもの頃に観た『ジュラシック・パーク』には敵わないと思ってしまう。

それにしても、恐竜の映画ってこれで終わりかもね……。もう面白いことはやり尽くしてしまったような気がする。俳優が隠れて息をひそめているところに恐竜がゆーっくりと隙間から覗いて大きな牙が見える、とかクライマックスは最強の恐竜同士が戦って大暴れみたいなの。

そう思うと、サメ映画はすごいかも。年々新しい映画が出てきて細々と、だけど脈々と歴史が生まれ続けているではないですか。

ジュラシックシリーズが一応の終わりを迎えたことで、もしかしたら恐竜映画もサメ映画のように手を変え品を変え、B級映画としてこれから生き残っていくかもしれないよね。

映画の内容の話をしようにも、あんまり心をえぐってくれなかったからなあ……。旧作の俳優が新作の俳優と並んでいるところで感動するべきなんでしょうが、いまいちぐっとこなかった……。俳優にあんまり思い入れがないからな……。

あ、でも、ジェフ・ゴールドブラムが相変わらず小粋でいたずらっぽい超イケおじで慄いた。良すぎでしょ、ジェフ・ゴールドブラム……。あと足がなっがい。スタイルも良すぎとか……。若い頃よりイケメンになってますよね?

クリス・プラットも好き。あの肉づきのいい身体が……。いや、変な意味じゃなくて。あまりにも完璧なボディメイクだと隙がないじゃないですか。クリス・プラットの完璧すぎない身体づくりのおかげで、彼がたくさん食べておおらかに育ってるような気がして和むんです。

あと、ケイラ役の人……よかった。あの役ってレズビアンですよね……。大活躍してたしかっこよかった。最後のシーンで空港の整備員の女性をナンパしていたのが可愛かった。

毛が生えた恐竜が出てきたのもよかったよね。最初にそのニュースを聞いたときはぜんぜん想像がつかなかったんだけど、この映画で毛が生えてる恐竜ってこんなかんじなのねって納得した。

この映画、わたしはあんまり刺さらなかったんだけど、恐竜好きだったら興奮して観れたのかな。「あ、これってあの恐竜じゃん!」とか「ここでこの恐竜出してくるかー」とかそういう楽しみ方があるのかもしれないね。

うーん。うーん。おもしろいはずなんだよなあ。だってジュラシック・ワールドシリーズの完結編だよ……。でも、シリーズの完結編ってそういうものなのかも。とにかく、決着がつくことはいいものだ。

もしかしたら抑うつ気分が映画への評価に影響を及ぼしてるかも……。なにはともあれ、よくできたおもしろい映画だったとは思う。完結してよかったよかった。

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