この映画、閉所恐怖症にはけっこうきつかった笑。ミシェルがダクトを通っていくときの、ダクトと身体がちょうどフィットするかんじがゾゾゾ~ッてなりました……。
おもしろかったなあ。観ているあいだめちゃくちゃハラハラしたので観終わったあとは謎の解放感があった。密室での緊張感あるやり取りもおもしろかったけど、まさか宇宙人侵略ものだったとは……。
この映画は三部作らしいですが観る前はよく知らなくて、前作の『クローバーフィールド/HAKAISHA』観ていないんですよね……。HAKAISHAの字面があまりにもダサすぎて……。
洋画のタイトルがたまにものすごくダサくなるのはなんでだろう。わたしたち観客に刺さるようにとわざわざそうしてる人がいるんだよね……。広告屋さんの感性ってよくわかりません。
どうやら『クローバーフィールド/HAKAISHA』はモキュメンタリー映画らしいので、これから観ることはないでしょう。わたしは三半規管が弱いみたいで、ああいう映画は漏れなく酔っちゃって楽しめないんですよね……。
この映画の話に戻ると、ハワードが絶妙に気持ち悪かった。紳士然としているけど、どこか信用できないところがある。いつ切れるかわからない怖さがあって、親切なのに心根がいいと思えない。しかもロリコンで誘拐殺人容疑あり。
ハワードがエメットを殺したときはあまりに突然ですっごくびっくりしちゃった。そのあと急に身だしなみを整えてミシェルに接してきたのも気持ち悪かったなあ……。あれはどういう心理なの?
ミシェルはハワードのせいで事故にあってあそこに連れてこられたとはいえ、ハワードのおかげで宇宙人の侵略から生き延びたわけで。それなりに恩はあるんだけど、それを全部反故にするくらい気持ち悪かったから、ミシェルの行動に恩知らず感がでなかったのがよかったね。
あのシェルターって大災害への備えだけじゃなくて監禁の用途も担っていたんだろうなあって考えると、家庭的で温かな雰囲気に仕上げてあるのも気持ち悪く感じてくるよね。攫ってきた娘と家族になるためにあそこを設えたんだと思うと、燃えてよかったよ、あんなところ。
エメットがいなかったらどうなっていたことやら。エメットの財布に入ってたあのバスのチケット……。まだ持ってたんだ……。いいやつだったなあ……。
ミシェルも最初から最後まで警戒心があって反骨精神があり行動力もすごかったからよかった。すごくきれいで見応えもあったし。
いやはや、思いっきりハラハラしてスッキリした。いい映画でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿