このドラマを観たきっかけというのが、あるYouTubeチャンネルでパロディしている動画を観たからです。その元ネタを知りたくて観たところがありますね……。そのパロディ動画が上手くできてておもしろかったんです。
ちょっと原作気になるなあ。読んでみたい。社会派小説みたいなものを読まないので、興味を持つのもめずらしいのですが、このドラマの原作小説は読みたいな。ドラマでのちょっとした違和感が小説ではどうなっているのか知りたい。
違和感って言っても些細なことで、たとえば辻本と後藤が石洋ハウスとの寺の下見を終えて門を閉めているときに、川井菜摘のタクシーが参道を走ってきて絶対川井菜摘に見つかったでしょ……と思ったら気付いてなかったこととか笑。緊迫した良いシーンだったので文句はないですけど……。
他にもオロチが鍵を変えられるって請け負って鍵を変えたみたいだけど、それがどのタイミングであったとしても川井菜摘には気付かれるよね? 川井菜摘は古い鍵しか持っていないんだから。鍵が違うとわかった時点で警察に連絡しそうなものだけど……。まあストーリー的にあのタイミングで発覚したほうがおもしろいからいいんですが……。
あと倉持が辻本と墓場で会ったときに辻本の車にGPSをつけていたけど、そこにはつけられないだろという位置にGPSをつけていたりとか……。まあカメラのアングル的にあそこじゃないと映えないからかもしれない……。
それからなんといっても、辰さんがあんな昼日中の都会の真ん中で拉致されたこと。いやいや、うーん、リアリティ……どうなの。あれって裏社会ではアリなんでしょうか。
いかんいかん。こういう枝葉末節に拘ってたらおもしろいものもつまらなくなっちゃいますね。おもしろければ多少の違和感を抱いてもつつきまわさないのでおこう。
でも麗子に関しては違和感を抱いてもいいか……? なんか他の男性陣に比べてキャラクターが薄っぺらくなかったですか? 演技のせいかな……。小説だと罷り通るところがドラマになったせいで現実のリアリティに耐えられなくなった……?
とりあえず麗子が変に浮いててちょっとぎょっとしたというか……。小池英子が悪いわけではないと思うんだけど。他のキャラクターに重厚感があったからなおさらその違和感が突出しちゃってた気がする。別にそのことに嫌悪感を抱いたとかじゃないんだけど。
ああ……。なんか似た状況を思い出した。『シン・ゴジラ』で石原さとみが浮いてたのと同じだ笑。他の男性キャラクターはしっかり現実味があったのに、なぜか石原さとみだけアニメチックだった気がする。別にそれが嫌いというわけじゃないのでいいのですが。
浮いてて良いのかもしれませんね、紅一点だし。でも、こういう男性社会を描いたドラマで上手に女性キャラを馴染ませている作品があったら知りたい気もする。それを上手に描ける人の作るものっておもしろそう。
なにはともあれ、おもしろかったのでまたこういう作品を観たいです。原作、読んでみようかなあ。
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